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北海道記(試)
△里弔鼎。



いろは坂に行ったことはないですが、こんなもんだろうかってなくらい急な坂道をゆるゆると登る。
とあるカーブを曲がったところで、ふいに視界が開けて、断崖絶壁が現れ、思わず声を出す。
褶曲した地層がでろーんと威圧する。

冬なら絶っ対来たくないぞ。

だっていかにも雪崩きそうだもん。

そして坂道を縫うようにして再び海岸線に沿って進み、香深より寂れた元?港町を細々と通り抜けると、黒い浜が見えてきた。
めのう浜である。
車を止めて、早速浜に降りる。
レンタカー返却まであと20分弱。
いざめのう探し!である!

…とはいえ、三人ともめのうがどんなものかよくわからないので(オイ)、近くのお土産店に陳列されためのうを見て、再び探しにかかる。
円い石ころだらけの浜で三人、これは?と思う石をザクザク探す。
…と、途中で観光バスがやってきてとまり、同じ目的のじーさんばーさんがゾロゾロと出てきた。
いやあ皆えらく気合が入っている。
ライバル?がいるとなると俄然張り切ってしまうのが人間なのか。
つい我々も夢中になりがち。
たかがめのうでこれだもん、人が宝石に血眼になる気が少しだけわかった…


めのうかな?のカケラを数個と、個人的に気に入った木星みたいな石を数個拾って、お土産やさんのおじさんに見せてみる。
この浜、30年位前にでかいめのうはほとんど採り尽くされて、今はあっても小さなカケラくらいのものらしい…が、何と私、そのカケラの割と大っきいの拾ってた!!
やれ嬉しや。
やっとK氏へのお土産ができたぜ。

200810130015000.jpg
木星みたいな石たち。
めのうは氏にあげちゃったから、ない。




大急ぎで港のレンタカーにとって返し、車を返却してバスを待つ。
あと15分ってのに、るちみたちがウニ丼食べたいってことで、ターミナル2階のお店(武ちゃん寿司)で、カニイクラ丼と3000円のウニ丼をお持ち帰りしてもらい、バスの中でかわりばんこに食べる――そのうまいことうまいこと!
ウニなんてほとんど食べたことない上、特にどんな味かも知らなかったけど、本当に美味かった。
多少ギクシャク気味だった空気もこれで吹き飛んだくらいである。
おいしいご飯の力ってすごいなあと思う。





日が暮れ、そして夜になり、バスが海岸を走る。
乗客はほとんどいない。
キャンプ場近くで下ろしてもらい、コテージを借りる。
1泊1万5千円、一人入場料500円。
あまり期待はしてなかった――けど、入ったら割りとキレイで広くて嬉しくなる。
これでやっと、久しぶりに、一人ひとつの布団で眠れる〜♪

コインランドリーで洗濯して、買出しに行き、今度の旅の大精算会を開いた。

…ひどいもんであった…

私、最大の借金女王。

るちみとさっちゃんにそれぞれ8千円近く借金してる上、残金27円…

そしてさらに大ピンチ。
三人のオカネを合わせてみても、明日港から稚内へ帰るフェリー代がマジでギリしかないことに今頃気づいたのである…つまり、ここから港まで帰るバス代がない…!!

船の1便が出るのは明日の朝8:45分、郵便局が開くのは9:00.
1便に乗れなかったら、稚内から旭川に戻る時間が遅れてレンタカーの延滞料金がすごいことになるし、1便に乗るにはバスに乗らねばならず、しかし郵便局に行って金を下ろさねばバス代はないし…

明らかに、バスに乗る前に食べた3千円のウニ丼のせいである…

うまかったからいいけど…絶句。

ギリギリを常に何とかかわしてきた今回の旅、最大のギリである。


――ヒッチハイクしかない――


朝、ここで車を拾って港まで、どうしたってヒッチせねば万事休すである。
一応、キャンプ場の管理人に相談しに行く。
すごーく困ってみせれば、もしかしたら彼が同情して何とかしてくれる――かもしれないじゃな〜い。
…しかし甘かった。
度の厚いメガネの彼は、状況を聞いて一言、


「ヒッチハイクしかねえなあ…まあ、ムリだろうな」


…うーむ、かえって決意が固まった…
この時期はシーズンオフであまり人がいない上、朝は仕事に行く人くらいしかまばらに通らないだろうが…まあ仕方あるまい。
戻ってそれぞれ風呂に入り、明日は5時起き6時発ヒッチを確認して、寝る。

――とはいえ10時前に眠ったのはさっちゃんだけで、うちとるちみは例のごとくエログロトークで11時ごろまで起きてた。
シーツが真白で清潔で嬉しい。
夜中、K氏から電話がくる。





5時、フラフラと起きて身支度。
朝ごはんは、昨日買って来たインスタント味噌汁とうどん。
6時15分に出発。
まさかこんなことになるとは…
せっかく湖を散歩しながら日本最初の朝日を拝もうと思ってたのに。

冷え込むのでコートにショールをまとい、3人で
「香深」「乗せて」「下さい」の紙を持って歩く。
この辺りは、船泊という、礼文にふたつある村のうちのひとつである。
るちみの一言で、最初の10分で進路を反対に替えた。
…それが運命の(いろいろな)別れどころだった。





歩けども歩けども…車は割りと通るのだが、ちっとも止まってくれない。
苦笑いして通り過ぎる人、全く無視の人、スピードダウンしてそのまま通り過ぎる人…
私が肝心の「香深」の紙をヘラヘラ持つので、るちみは始終怒りっぱなし。
こうして我々はまたひとつタフになってゆくのです…ふはは(泣

歩くこと30分近く。
2キロはあっただろうか。
見てしまった…反対方向の矢印と共にある、「香深 24km」の看板を…

最初の進路が合ってたんだー!!

道理で車止まってくれないわけだよ…
香深行きの車が多かったのに反対方向に向かって進んでた訳だ…
あーあ。

…ってなわけで、戻る。
元のキャンプ場へと。
方向の紙を「船泊」に書き換え、再び切ないアピール開始↓









一応、もう少し待てば最初のバスが通るはずだが、これに乗ると1便の船に乗れないし、仮に逃したとしても結局2便以降になるわけで、正直私はヒッチを諦めバス派であった。

…が。

キャンプ場を過ぎたところで、とある集団を発見。

それは――交通安全キャンペーン集団。
朝、登校する子ども達に挨拶しながら指導する、アレである。
黄色いタスキをかけ、実はさっきも出会った人々であるが、今度は人数も多かった。
もしかしたらもしかするかも…と声をかけ、香深までの道のりを尋ね、状況を説明。
すると…ビンゴー!!
何とその中に礼文町長さんがいらっしゃって、もう10分一緒に交通安全キャンペーンをしたら、公用車で港まで連れてってくれるというではありませんか!

…そんな訳で、暫く道行く町民の皆さんに挨拶したり、近くの川(排水溝がつながってるのでキレイじゃなかった)にいるBIGシャケを見たり、礼文の話を聞いたりしつつ(高校に行く半分は札幌に行って島を出てしまう、夏はコンブ干しアルバイトで島外から来る若者も多い、でも人口は2400人くらいで寂しくなってきてる、皆さん嫁に来て礼文に住みませんかね等々)、楽しんだ。

そして本当に、フカフカソファの公用車に乗せてもらい、港まで快適にドライブしたのでした。
町長さんがいろいろと礼文の話をしてくれました。



***補足***

今はどうかしらんが、沖縄、特に本島では中高生がふつーにヒッチハイクするんでちょっと問題になったことがある。確か高3の夏に大型台風が来た時、寮生の一人の誕生会をしようってんで嵐の中ケーキを買いに行った友人たちが、帰りにタクシーもバスも通らない豪雨の中立ち往生した際も、通りがかりの車2台を乗り継いで寮に帰還したことがあったな…

だが私はこれが初ヒッチだった。
シャイな私には、なかなか「乗せて」と紙を頭上に掲げる勇気がなく、るちみにさんざ怒られた。
まあ結果として町長さんにめぐり合えたし、船には間に合ったし、万々歳だ。
ちなみに礼文島では毎年夏、長期のコンブ干しアルバイトを募集しております。

『礼文町HP』

暇な学生やフリーターの皆さんは是非、絶海の孤島でコンブを干してきてください。
たぶん、私達が行った時より花咲き乱れる美しい島の風景が貴方の心も身体も癒してくれることでしょう。美味しい昆布やウニ・イクラ・海産物も食べられます。

ちなみに来年頭には我が島の畑のキビ狩り隊も募集しようと本気で考えています。
鎌と宿と酒は提供しますので、往復の旅費だけ確保して頂き、お出で下さいなー

そして北海道記、まだ続くよ。
あと1回で終わるかな。
これ、当時手書きの日記に書いてたんだよねえ…
毎日毎日、凄い長さだよ。根気のない私が、よく続いたもんだ。
ある日のにっき。 / comments(0) / trackbacks(0) / meke /
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