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北海道記(試)
9/29(月)

25日、ラブホを出てまずは宗谷岬へ。
そんなに突出した岬ではなく、道路沿いにふいに現れた広場って感じだった。
あの、△のモニュメントの前でまあ記念撮影のようなことをして、間宮林蔵と写真を撮ってから、フェリー乗り場へ。

近くで漁連が即売会及び屋台を出していた。
大喜びで、出航時間ギリなのに朝ごはんにした。
カニ汁とうに丼(←これがすげえ美味しくて感動した)、海鮮セット(サンマ、ツブ貝、イカ、ししゃもをその場で炭火焼して乗せてくれるという…サイコー)をぱくぱく食べて、大あわてで車を預け、出航5分前に礼文島行きの船に乗り込む。

稚内がだんだんと遠くなり、さらに最北端の地へ行くワクワク感でいっぱい。
甲板に立ち、K氏からお借りしたショールを吹っ飛ばされないようにしながら波の模様を見ていた。
曇り空だし、風はびうびう冷たいし、海は黒々と広がっている。
ゆったりうねるその表面は、船がつくりだす白い波紋の動きを受け入れ、受け流し、
「母なる海」とはまた別の意味で、女の腕のようであった。





礼文に着くと、まずはレンタカー探し。
時間も時間(昼1時くらい)だったし、雨降りそうだしで、どう考えても自転車やバスやらで移動することができない。
さらに、今夜の宿のキャンプ場は港のある香深(かふか)からけっこう離れてるし…
ってことで、とりあえず3時間だけ借りて島内をできる限りまわって、で、5時のバスでキャンプ場に行くことにした。

香深は、ホテルや土産品店などで割に賑わいのある町だ。
海が町のすぐ側にあり、海岸線はガードレール一本で隔てられ、ほとんど海面ギリである。
漁業がまだ元気な町なので、それほど寂れた感じはなく、道ではコンブを干したりする人の姿がちらほら。

――ところで、この島でのるちみの疲労は大層なものでして、初心者ドライバーはお断りのところを何とか借りたものの、急カーブや狭い道の多いこの島はレンタカー事故も多いらしく、出発前散々びびらされた。
そのストレスもあり、さらに私のヘタレナビにブチ切れそうな雰囲気だったので、さっちゃんにナビをパスして、私は言葉少なにボーッとしていた。

まずは(少しは)安全な海岸線コースで、北の岬の方まで。
途中、高山植物培養センターに入る。
三人の空気が微妙にギクシャクしていたところだったので、この丘に降りると三人して自然と散らばり、かなり長い間互いにフラフラしていた。


花の季節が丁度終わった頃なので、ナデシコくらいしかポツポツと咲いていない。
もうすぐ枯れそうな草木が風に揺れているばかりだった。
礼文の丘はなだらかで、幾層にも連なる。
あまり急ではない。
みんな言っていたが、何となく与那国に似た風景ではある。
ただ、この日は風がさほどなかったので、与那国の方がもっと荒んだ感じがする。

座り込んで見渡すと、なだらかな丘のラインが女のおっぱいのように見えてくる。
またはたおやかな腕や腰のラインのような。
(ところがアイヌ神話では礼文が男神で、ごっつい利尻が女神なんだよなあ)
すばらしく静かなので、蜂の羽音や鳥の羽ばたきまで大きくきこえる。















ハッと気づいた。

「点」になっていた。

または空気に溶け込みそうな感覚に。

不思議と寂しくはなかった。

いつもなら旅先では寂寥感にしめつけられて、どうしても回帰すべき場所(や、K氏)を求めて落ち着かなくなるのに。

私は私でしかなく、ひとつでしかないのだった。





ひとつでしかない私は、それをそのものとして完結してしまう。

「点」になることの意味を今の私は知らないが、拡張してゆくことの愉しさを今は追及したいので、
いつまでも「点」に留まるわけにはいかない。


――ってなわけで、我に返った。


散策すると三人とも少しは気分がマシになったので、もう少し先まで行ったところでUターンした。
今度は危険ギリギリ山道カーブ・西海岸コースである。
目的は、今回ゴールを礼文にした恐らく最大の目的、「めのう浜」である。




***補足***

礼文島は、北海道北部、稚内の西方60kmの日本海上に位置する、(北方領土を除き)日本最北端の人の住む島である。
人口は3000人ちょっと。
島全体はなだらかな丘のような地形で、季節風が年中吹き付けるため高い木はなく、荒涼とした風景が連なる。
すぐ側には昆布ブランドとして名高い利尻島があり、礼文からは利尻富士と呼ばれる利尻山をゆうゆうと眺めることができる。

夏には高山植物の花咲き乱れる美しい島だというが、我々が訪れた9月末は既に観光のシーズンも終わり、干されたコンブをちらほら見かけるくらいの寂しい雰囲気であった。
ここに向かった最大の目的は、最後の一行にあるように、「めのう浜」でめのうを取りに行くこと。

めのう…瑪瑙…仏経典では金、銀、瑠璃(るり)、玻璃(はり)、シャコ、珊瑚(さんご)、瑪瑙(めのう)と7宝に数えられているというのに、世界中でよく採れることもあり、あまりパッとしたイメージのない鉱物、めのう…

で、この礼文島の元地海岸ってところに「めのう浜」なる浜があるらしい…とるちみが言うので、じゃあそこでメノウハンティングでもしてみようぜ〜ってことになったのだ。

無事採れたかどうか、つづきはまた今夜中にでも。
ある日のにっき。 / comments(0) / trackbacks(0) / meke /
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